整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロのちいたまです。
このブログは、賃貸をおしゃれに変えるアイデアや我が家の収納実例を発信しています。
おしゃれなリビングでよく見かける浮いているテレビ。調べてみると賃貸でも様々な方法でテレビを壁掛けしたり浮かせることができるんですね。
私自身、テレビをあまり見ないのでテレビ周りは夫に任せきりだったのですが、壁掛けして見た目が美しくなるなら!とTVの壁掛けDIYに取り組んでみました。(主に夫と子供が任天堂swichをするときにテレビを使います)
結果、我が家は見た目の違和感に耐えられず失敗に終わりました…。
今回は、賃貸でテレビを壁掛けする方法と我が家のDIYの様子をお伝えします。
そして、我が家が失敗した理由、そこから分かった取り組む前の心構えをまとめます。
これから取り組む方の参考になればとブログに残します。
壁掛けテレビのおすすめアイテムはテレビを浮かせるアイデア商品をチェックしてみてください。
今は手作り家具のテレビ台を使っています。(購入しました)
賃貸でテレビを浮かせる方法
賃貸でテレビを浮かせたい場合、テレビをつけたい壁の材質(石膏orコンクリート)によって壁掛けできる方法が変わってきます!
置き型の場合は壁面に関わらず、取り付け可能です。
石膏ボード壁の場合
石膏ボードは、板状に固めた石膏(硫酸カルシウムを主成分とする鉱物)に壁紙が張られている壁です。いわゆる、画鋲を刺せる壁です。
石膏ボードの場合は、テレビを浮かせる専用商品を使って、壁に直接テレビ取り付けることができます。
ホチキスで止める「壁美人」や細いピンを使う「Antimbee」があります。
平安伸銅工業さんからも「浮かせるテレビ壁掛けセット」が販売されています。
どの商品も、取り外し後の穴が小さいので簡単に壁面を補修することができます。
ただ、石膏ボード壁はキックやパンチで穴が開いてしまうくらいの強度です。石膏ボード専用の商品でないと、大きな穴を開けてしまう恐れがあるので注意してください。
コンクリート壁の場合
コンクリート壁は、その名の通りコンクリートでできた壁。画鋲やピンが打てません。
なので、テレビ取り付け金具を打ち込むことができる土台となる柱や壁を作らなければいけません。
土台の柱や壁を作るためには、ラブリコはじめ、ツーバイフォーを使ったDIYがぴったりです。
我が家も2×4を使って壁掛けテレビを設置しました。
我が家がテレビを壁掛けした方法
魔法のようにテレビをスッキリ浮かせたい!と思っていた私は、壁に直接設置する「壁美人」や「浮かせるテレビ壁掛けセット」を使うことばかり想像していたのですが、テレビをつけたい壁がまさかのコンクリート壁…。
コンクリート壁では小さなピンやホチキスが打てません。
ということで、我が家が選んだ方法はツーバイフォーを使った壁掛けテレビDIYでした。
この妥協が後の失敗につながります。
材料
①ツーバイフォー(2×4)
まずは土台となる柱「ツーバイフォー」を2本準備しました(写真の右側2本のみ)。
ツーバイフォーとは、断面が約2×4インチの木材の柱です。×は英語でbyと表現するそうです。ホームセンターの木材コーナーに置いてあります。
必要な長さは、使用する突っ張りアジャスターによって変わるので、事前に必要な長さをチェックして購入します。
カットはいつもホームセンターの木材カットコーナー。コーナンだとアプリで一日10カット無料です(何度でも使えます!)。
今回は、ラブリコの2×4アジャスター アイアン(ホワイト)を使ったので、天井~床の長さからマイナス75mm切ったものを準備しました。
②ラブリコ
こちらが今回使用したラブリコの2×4アジャスター アイアン(ホワイト)です。
より手軽なディアウォールよりも、突っ張り強度が出るラブリコを選びました。この商品は一本の柱に対する耐荷重が20kgです。
ラブリコは突っ張り棒の老舗メーカー平安伸銅工業から販売されています。
賃貸さんの強い味方
③テレビ取り付け金具
今回は、エース・オブ・パーツのテレビ壁掛け金具を用いました。
この商品自体は安価で良い商品です!(今回の失敗はこの商品を選んだことが原因ではありません。)
取り付け後、テレビの角度を上下に変えることができます。
テレビを壁掛けした方法
ここからは、実際のDIYの様子です。賃貸の我が家がテレビを浮かせた方法をまとめます。
直接ネジ穴を開けてもよい柱や壁がある場合は、2×4で土台の柱を作る工程は不要です。
1.ツーバイフォーを壁に突っ張る
ツーバイフォーにラブリコを取り付けます。
超小型ドライバー充電式ミニドリル&ドライバー(カインズ)を使って取り付けました。ドリルで穴を開けてからプラスビッドに差し替えてビス(木ねじ)を打ち込みます。小さいドライバーですが、我が家ははこれで事足りてます。
パワー不足でビッドが本体から抜けなくなる時もありますが、ビッドをトンカチで叩いてペンチで引き抜いてます。
ドライバーちゃん結構無理させてます(汗)
2.テレビに壁掛け金具を取り付ける
続いて、テレビ本体に壁掛け金具を取り付けます。
どのテレビにも対応できるよう、大量のねじが付属しています。対応のテレビ機種を知りたい方は、こちらをチェックしてみてください。
3.ツーバイフォーにプレートを取り付ける
付属の水平器を確認しながら水平にになるように取り付けます
ここでも充電式ミニドリル&ドライバー(カインズ)が大活躍です。
4.プレートにテレビを引っ掛けねじ固定
最後に壁側プレートにテレビ側ブラケットを引っ掛けて固定します。
テレビ画面は上下に傾けられるので、好きな角度に調節して角度を決めたら固定ネジで固定します。
壁掛けテレビDIYが失敗した理由
せっかくテレビを壁掛けできたのに、生活してみると、なんだかモヤモヤした気分…
ここからはテレビを壁掛してみて失敗と思った理由についてお伝えします。
壁掛けテレビは問題なく設置できました。設置したときは、私も嬉しく夫も喜んでくれました。使った商品にも不満はありません。
でも…なんだか見た目が気に入らない。
そうなんです。初めの妥協が後々尾を引いていたのです。
本当は魔法のように浮いて見える見た目にしたかった。
それなのにコンクリート壁だったがために、ツーバイフォーを使ったDIYに妥協したこと。
我が家のテレビは、いつも私が座る位置からちょうど目に留まる場所に設置しています。
いつも眺めている景色にツーバイフォーの柱がちらつきます。
ツーバイフォーに壁紙を張って壁と同一色にしたり、ベニヤ板などを張って、もっと壁らしくすればよかったかもしれません。その後、ツーバイフォーの間に収納を設置する予定だったのですが、私のやる気はここで力尽き終了しました。
DIYには気力が必要!
【成功の秘訣】理想のゴールをイメージする!
テレビを壁に掛けようとしている方、まずは理想のゴールをイメージしてみてください。
壁面の材質を確認して、できるゴールをイメージする。 ←これ大切です。
我が家のようにコンクリート壁の方は、壁掛け金具を取り付ける壁を作らなければいけません。
今回、むき出しのツーバイフォーにしたことで私の好みのとかけ離れてしまいました。
ツーバイフォーに壁紙を張るなど、改善策はいろいろありましたが、満足できるか不安もあり諦めてしまいました。
もちろん、むき出しのツーバイフォーが馴染むインテリアもあります。目指すイメージに合っている方はツーバイフォーはおすすめです。
テレビをすっきり浮かせたい!中途半端な気持ちで取り組んだ私の失敗談でした。