整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロのちいたまです。
このブログは、賃貸をおしゃれに変えるアイデアや我が家の実例を発信しています。
賃貸の我が家は、ダクトレールを2本設置しています。
その内1つは、左右非対称にできる山田照明ダクトレール(TG-471)を使っています。
今回は、左右非対称にできるスライド式(可動式)ダクトレールの付け方についてまとめます。
↓今回使った山田照明のダクトレール(1m)
ダクトレールとは
ダクトレールとは、照明を取り付けるためのレール上の配線器具です。ペンダントライトやスポットライトを好きな位置に設置できるので、立体的でおしゃれな空間を作ることができます。
照明だけでなく、フックを取り付けて植物をぶら下げたり、コンセントを設置したりすることもできます。
ダクトレールの種類
ダクトレールの形状は大きく分けて3種類あります。
ダクトレールの種類 | 賃貸OK? |
---|---|
簡易取付型ダクトレール | ◎OK |
埋込式ダクトレール | ×NG |
直付式ダクトレール | ×NG |
今回紹介する『スライド式(可動式)ダクトレール』は、賃貸に取付けられる簡易取り付け型のダクトレールです。
スライド式ダクトレールとは(左右非対称)
スライド式ダクトレールとは、レールを左右に動かすことができ、左右非対称で使えるダクトレールです。
可動式ダクトレールとも言われます。
テーブルの真ん中にペンダントライトを落とせない時や、ダクトレールが壁や障害物に当たってしまうなど、ダクトレールの回転だけでは解決できない時に選ばれる商品です。
ダクトレールを左右に動かすことで、取り付け範囲も広がります。
我が家の場合は、天井の火災報知器に衝突してしまうため、スライド式で長さ1mのダクトレールTG-471(山田照明)を選びました。
火災報知器の位置、確認しましょう!
スライド式ダクトレールの取り付け方(山田照明)
我が家の賃貸キッチンの照明をスライド式ダクトレールに取り替えた方法をまとめます。
蛍光灯を外す
我が家のキッチンには、もともと長方形の古いタイプの蛍光灯が付いていました。
これを外していきます。
引掛けシーリング(ローゼット)の形状をチェック
引掛けシーリングはハンガー(耳あり)が付いているローゼットタイプでした。
耳ありタイプの場合は、天井に穴を開けることなく、ダクトレールを取り付けられます。
耳なしの引掛けシーリングタイプの場合は、天井に木ネジをねじ込まなければなりません。
耳なし引掛けシーリングでも、天井に穴を開けずに設置できるワンタッチアダプター付きダクトレール(共同照明)が存在します。
ただ、スライド式ダクトレールでワンタッチアダプター付きという商品を今のところ見つけられていません。
ワンタッチアダプター付きのダクトレールを我が家で設置した方法については賃貸DIY穴を開けないダクトレールにまとめています。
ワンタッチアダプターかつ、スライド式、見つけたら教えてください
取付金具を取り付ける
続いて、ダクトレールを取り付けるための取付金具をネジで止めていきます。
引掛けシーリング(ローゼット)の中心が、取付金具の中心に来るように調節してください。
スライドする位置を決める
スライド式ダクトレールの裏側には、フランジを固定しているネジが二つあります(画像矢印)
このネジを二つとも緩めて、フランジの位置を移動させます。
ちょうど良い位置を確認するために、実際に天井に当てているところです。
位置が決まったら、固定ネジを締めて、フランジを固定します。
※ダクトレールの裏側にある電源コードは本体内に収めます。
引掛けシーリングキャップを接続
ダクトレールのフランジの位置が決まったら、本体の引掛けシーリングキャップを天井のローゼットの穴に接続します。
ここからは、ダクトレール本体を持ちながらの作業なので一人で正直きついです。
二人以上いると安心です!
腕の限界を感じながら、一人で付けました…
(夫撮影中)
本体を取り付ける
本体のフランジカバーを被せて、ネジで固定します。
穴になかなかハマらなくて大変でした…。
本体が設置できたら、ダクトレールの短い側の先端にアジャスターを取り付けて、天井と平行にします。
ライトの重みで、ダクトレールが傾いてしまうことを防ぎます。最高の30cmスライドさせている場合は要注意!
ペンダントライトを設置
設置したダクトレールにペンダントライトを取り付けます。
我が家で使っているのは、アートワークスタジオのグリッドプラスペンダントです↓
接続する部分は引掛けシーリング用なので、ダクトレール変換プラグを使って取つけました。
ペンダントライトもフランジカバーを取り付けて完成!
雰囲気が一気に変わりました!
スライド式ダクトレールで『できる』が広がる!
スライド式ダクトレールはダクトレールの使い方の幅を広げてくれる便利アイテムです。
今回のキッチンでも、短いダクトレールを付ける?、斜めに付ける?…と悩んでいた時に、『スライド式ダクトレール』の存在を知りました。
我が家が使ったダクトレール(1m)は山田照明ダクトレール(TG-471)。左右に30㎝も可動できるのは有難いです。
普通のダクトレールではできなかったことが『できる』のは嬉しいですね。
賃貸キッチン照明が蛍光灯からペンタンとライトに変わり、また一歩理想の空間に近づきました。
我が家の実例が参考になれば幸いです。
アートワークスタジオのグリッドプラスペンダント↓