整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロのちいたまです。
このブログは、賃貸をおしゃれに変えるアイデアや我が家の収納実例を発信しています。
今回は、賃貸によくあるキッチンの吊り戸棚収納の使い方についてです。
我が家のキッチン吊戸棚の実例と共に収納方法やコツをご紹介します。
賃貸キッチンの吊戸棚の特徴
賃貸によくあるキッチン吊り戸棚収納の特徴2つです。
- 扉がついている
- 棚板の位置が変えられる
この2つの特徴をうまく使って、使いやすいキッチン収納を目指します。
キッチンは私が好きな場所
開き扉が付いている
キッチン吊戸棚には開き扉が付いているタイプがほとんどです。
扉が付いている特徴(メリット)を挙げてみると…
- 埃から守れる
- 地震で中身が飛び出しにくい
- 見た目がスッキリする
加えて、開き扉は『収納を増設できる場所』として活用することができます。
写真はお茶コーナーの扉裏に茶こしを付けています。
一方で、扉の中が見えないから、何が入っているか分かりにくい、扉を開けるワンアクションが必要など、デメリットになることもあります。
棚板の位置を変えられる
意外と知られていないのですが、棚板の位置が変えられます。(稀に変えられないタイプもあります)
キッチンの吊り戸棚は、ほとんどのタイプで棚板の位置を上下に変えることができます。棚板を外して、左右についているダボの位置を変えることで、棚板の高さを変えられます。
普段お片付けサポートをしていますが、キッチン吊戸棚の棚板が固定式のお宅はあまり見かけません。
ただ、築年数が古いと、ダボが外れず棚板を動かせない!という事態は何度か経験したことがあります。
固まったダボをペンチでゆっくり引き抜けたらラッキーです。
キッチン吊戸棚収納の使い方とコツ
実際の吊戸棚収納実例をご紹介する前に、吊戸棚の収納の使い方とコツをまとめます。
使用頻度別に収納高さを変える
使用頻度の高いモノは手の届きやすい下段へ、使用頻度の低いモノは上段へ収納します。
使用頻度 | 収納例 | |
上段 | 少ない | ストック類、季節モノ |
中段 | 時々 | お菓子作り、来客用 |
下段 | 高い | 食器、グラス、タッパー、コーヒーセット、レシピ本 |
ここで棚板を稼働する際、どの高さに設置しようか迷いませんか?私がダボを真っ先に検討する穴は、最下段です。
なぜなら、手が届く収納が増える可能性があるからです。身長の個人差もありますが、低い方が良いわけです。
どうしても、下段に高さを持たせたい場合や、棚板が低すぎる場合は、ちょうどよい箇所に変えます。適当に中段に棚板を設置してしまうと、うっかり使いにくい収納を作ってしまう危険があります。
ダボは最下段が最優先
収納ケースを使って取り出しやすく
細々したもの、同じ種類のモノは収納ケースにまとめる(グルーピングする)と戸棚から取り出しやすくなります。
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こちらのボックスに娘たちのお弁当グッズを収納しています。この箱を取り出せばお弁当作りが完結できる安心感があります。
また、収納ケースに入れることで、見た目が揃って美収納も目指せます。(あるものを使いまわしている我が家は美収納ではございません)
我が家の場合は、裸収納が気持ちよいので収納ケースは必要最低限にしています。
収納ケースは吊戸棚の『奥行』と合わせることが大事です。奥行が小さいケースを使うと、収納できる量が減ってしまいます。
あるものを使いまわしていると
吊戸棚の下も活用
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吊戸棚の下もフックや収納グッズを活用すればゴールデンゾーンに変わります。
吊戸棚下に収納したいと思ったとき、良くチェックするブランドは、平安伸銅工業のキッチン収納アイテムや山崎実業キッチン収納です。
【実例】我が家のキッチン吊戸棚の収納方法
賃貸の我が家のキッチン吊戸棚の収納事例です。
吊戸棚下ゾーン
吊棚下には吊戸棚下バスケットを利用して布巾類を収納しています。
写真はスタンダードプロダクトで購入した「吊戸棚バスケット」です。
吊戸棚下バスケットはすぐに取り出せるので一軍の収納におすすめです。
下段:水筒、タッパー、コーヒーグッズ
吊戸棚の下段には、毎日使う水筒やタッパーを収納しています。
ここにもまた吊戸棚下バスケットを設置しています。こちらは100均で購入したものです。
お隣の下段は、毎日淹れるコーヒーコーナーになっています。子供の麦茶もここです。
中段:お弁当グッズ、お茶
中段には、時々使うお弁当グッズ、タコ焼き機、食器予備(キャンプ系)などが入っています。
お隣には時々飲む紅茶やほうじ茶を取り出しやすく仕舞っています。
上段:ストック類
上段にはキッチンペーパー、ラップ、ホイル、換気扇フィルターなどのストック類を収納しています。お隣の上段には、コーヒー豆や臨時で入った食品ストックが収納できるスペースです。
ちなみにストック類は、一定期間買わなければ『無くなるもの』。
買わなければ、いつかは空っぽになる場所です。
ストック類が溢れている、いつまでたっても無くならない場合は、「どのくらいのペースでストックから消費しているのか」を意識すると、買い方を見直すきっかけになるかと思います。
空っぽになる場所があると、お家が楽に息してる気がします。
【まとめ】一軍はキッチン吊戸棚の届く範囲に収納する
今回は、我が家のキッチン吊戸棚の収納事例をご紹介しましたが、ご家庭によって収納の仕方は変わります。
「よく使うモノ」は吊戸棚の手の届く範囲に収納してみてください。
我が家の収納が参考になれば幸いです。