整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロのちいたまです。
このブログは、賃貸をおしゃれに変えるアイデアや我が家の収納実例を発信しています。
賃貸照明をダクトレールに取り替えられることをご存じでしょうか。もちろん工事無しで天井や壁に穴も空けません。
今回は、賃貸照明(シーリングライト)をダクトレールに変える方法をお伝えします。
何を選べばよいか分からない方は「穴を開けないダクトレールの選び方」へ飛んでください。
賃貸の我が家、ペンダントライトやスポットライトに変えただけで、リビングが一気に垢抜けました!
照明の効果は絶大です~
ダクトレールとは
ダクトレールとは、照明器具を取り付けるためのレールです。ライティングレールともいわれています。
複数の照明を付けられるので、天井や壁を照らしたり、部屋を立体的でおしゃれな印象にしてくれます。照明だけでなく、フックで植物を吊り下げたり、コンセントプラグを付けたり、お部屋を自由にアレンジできます。
賃貸に取付けられる簡易ダクトレールはたくさん販売されています。
賃貸が垢抜けるアイテムです
賃貸OK!穴を開けないダクトレールの選び方
とはいえ、賃貸DIYで「ダクトレール」を取り付けたいと思っても、どれを選べば分からない!と思う方は多いと思います。私自身、最初はどれを選べばよいか全く分かりませんでした。
照明を学んだ今、お客様へご提案させていただくことも。。
ダクトレールの種類
ダクトレールには3つの種類があります。
ダクトレールの種類 | 賃貸OK? |
---|---|
簡易取付型ダクトレール | ◎OK |
埋込式ダクトレール | ×NG |
直付式ダクトレール | ×NG |
賃貸に取付けられるタイプは、『簡易取付型ダクトレール』です。
簡易取付型と言っても穴を開ける場合もあります。
まずは、つけたい箇所の天井についている引掛けシーリング(ローゼット)の形状をチェックしましょう!次の項目に続きます。
引掛けシーリング形状をチェック
賃貸に付けられるダクトレールの選ぼう!とその前に、天井の引掛けシーリング(ローゼット)の形状をチェックです。
我が家の場合は、丸いシーリングの左右に金属のハンガー(耳)がついていました。(引掛埋込ローゼット, ハンガー付き)
このハンガーが付いていれば、大抵の『簡易取り付け型ダクトレール』は穴を開けずに取り付けられます。
ハンガーが付いていないタイプは、シーリングの左右(天井)に穴を開けて木ネジをねじ込まなければいけません。
でも大丈夫!ハンガーが付いていないタイプでも穴を開けないダクトレールがあります!。
続いて紹介します。
簡易取付けタイプでも天井に穴を開けないのは「耳あり」だけなんですね
6タイプ対応!穴を開けないダクトレール
引掛けシーリングの左右にハンガーが無い耳なし形状でも、ワンタッチアダプター付きダクトレール使えば、天井に穴を開けずにとダクトレールを取り付けることができます。
例えば共同照明のワンタッチアダプター付きダクトレールは、耳なしを含めた6つの形状に対応できます。
↓対応できる6つのタイプ↓耳が無くてもOK!
今回使ったダクトレールはこちら↓
我が家は共同照明さんのダクトレール(1.5M)を使っていますが、ワンタッチアダプターと検索すれば他の商品も出てきます!
初めて購入したダクトレールは何も考えずにワンタッチアダプターを選んでいました(照明を学び、ワンタッチアダプターの良さを認識!)
賃貸OK!ダクトレールの取付け方
賃貸の我が家でダクトレールを取り付けた方法をまとめます。
共同照明ワンタッチアダプター付きダクトレール(共同照明)を使いました。
動画で見たい方はyoutubeをご覧ください↓(取り付け開始の2:53~すぐ見られます、5分程度)
ワンタッチアダプターではないタイプについてはスライド式ダクトレールの付け方にまとめています。
シーリングライトを外す
まずはシーリングライトのカバーを外します。
両手で抱えて、くるっと回せば外れます。
接続端子(写真中央にぶら下がっているコード↓)を外して、シーリングライト本体を外します。
親指で引掛け部分をバチンと外すタイプでした。
ワンタッチアダプターを取り付ける
ここからダクトレールの取り付けです。
ダクトレール本体からワンタッチアダプターを外して…
先にワンタッチアダプターのみ天井に取付けます。
引掛けシーリングボディに差し込んだら、くるっと回します。
取付金具を取り付ける
続いて天井に取付金具を設置します。
上に押し上げるだけで、カチッとハマります。
ダクトレール本体の取り付け
ダクトレール本体とワンタッチアダプターの接続端子とつなげて、本体を天井へ取り付けます。
ダクトレールを持ち上げながら行う作業。長いダクトレールの場合は重いので、誰かに手伝ってもらえると安心です。
最後に天井とダクトレールが水平になるように左右の調節ネジ(アジャスター)を回します。
天井に当たってダクトレールが水平になっていればOKです。
ペンダントライト、スポットライトの取り付け方
最後に、ダクトレールにペンダントライト、スポットライトを取り付けます。スポットライトは背面から光が漏れるタイプのダクトレール用スポットライト(E26)にしました。
接続プラグがダクトレール用の形状なら、問題なく取り付けられます。↓
プラグをダクトレールの凹部に合わせて90°右回転させます。カチッとなったら取付完了です。
ペンダントライトは引掛けシーリング用だったため、ダクトレール変換プラグを使います。
これでダクトレールに取付けられます。
取付当日に変換プラグが必要なことに気が付きました(失敗談)
我が家で使っているペンダントライトはART WORK STUDIO ウェーブペンダントです。電球サイズはE26。
トップが木製で、木製家具との相性も良いです↓
スポットライトは、スポットライト光漏れタイプを使っています。
背面から丸い光が漏れる構造に惹かれて購入しました。ペンダントライトと同じE26なのも決め手です。
賃貸照明をダクトレールに変えた効果
【Before】賃貸でよくあるシーリングライト
賃貸によくある「シーリングライト」はシンプルな形状ですが、明るさが均一のため、のっぺりした空間になってしまいます。
【After】ダクトレールにペンダントライトとスポットライトを取り付けた状態
お部屋の印象一気に変わりました!
もちろん、見た目の変化だけではありません。
ダクトレールで複数の光源をつけたことによって、部屋に立体感が生まれます。
また、SwitchBodスマート電球を使ったので、携帯アプリで明るさも調節できるようにしました。
ダクトレールは、ライト以外にもフックで植物を吊るしたり、コンセントやファンを付けたり…、お部屋の模様替えや使い方をアレンジすることもできます。
おしゃれ照明のポイントは、一室一灯ではなく、一室多灯(多灯分散)
【失敗談】ダクトレールが付けられないケース
賃貸にダクトレールが取り付けられないケースがあります。
これ、火災報知器。
実は私はこの火災報知器のでっぱりのため、ダクトレールを付けたい方向に伸せなかったのです。
火災報知器だけでなく、壁やでっぱりなど、予想外の障害物が…。
引掛けシーリングの形状だけでなく、障害物も要チェック
そんな障害物問題は、ダクトレールの左右の長さを調節できる山田照明ダクトレールT-471を使えば、解決できることがあります。
我が家のキッチンは、スライドできる山田照明さんのダクトレールを使い、火災報知器を避けました。
詳細についてはスライド式ダクトレール(山田照明)の付け方にまとめています。
【まとめ】賃貸OK!穴を開けないダクトレール選びのポイント
穴を開けないダクトレールの選び方!ポイントは2つです。
- 引掛けシーリングの形状
- 天井周りに突起や壁など障害物が無いか(火災報知器など)
引っかけシーリングに耳が無いタイプの場合は、ワンタッチアダプター付きダクトレールを選びましょう!
天井周りに障害物がある場合は、スライド式ダクトレール(山田照明T-471)おすすめです。
賃貸照明をダクトレールに変える効果は絶大です。
ダイニングの照明を変えて、その効果を実感した私は、キッチン照明も蛍光灯からダクトレールへ変えました。
既についている賃貸照明をわざわざ買い替える必要はないと思っていた一人ですが、今では住宅照明の面白さに興味津々です。
ダクトレールは脚立や机の上に乗って、簡単に取り付けられるのでおすすめです。
参考になれば幸いです